雑草ノオト [本(植物、動物)]
柳 宗民さんの『雑草ノオト』
今年は冬が暖かかったせいか、春がいっぺんに来てしまった。
いつもはそこらの雑草の花で『ああ…春がきたなぁ』としみじみ思うのに…
雑草への愛着が感じられる文と、それに合った素敵な雑草の絵。
身近に見ている雑草の知らなかった細かい知識に『ヘ〜』っと思う。
そして柳さんの思い出や普段の話題もちりばめられていて、雑草がより身近で
かわいく思えてくる。
雑草と言われている草も花がかわいいかったりするので、草取りで『ごめんね』
と思いながら取る柳さんの気持ちがわかる。
でもちょっと残った根からやたら芽生えてきて始末に負えず、憎さ百倍!って
ハルジオンのこととか書いてあって『そうそう!』と思わずうなずいてしまった。
ともかく生命力の強さが雑草にはあるよね。
その見た目や刺や臭いから、ひどい名前の草もあってかわいそうとも思うんだけど
そう言われてしまうような理由もあったりするんだよね。
繁殖力の強さや取り除くのにやっかいな所が、雑草が嫌がられるとこかな。
でもそんな嫌われちゃう所を持った雑草を好きになってしまう本。
そのものをちゃんと見て知ってしまうと、けっして嫌いにはなれないもんね。
散歩で雑草みるのがとっても楽しくなったかも。
あ、でも…庭に雑草生えてたらやはり抜かないとね〜。
それはそれ、これはこれ。
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