はてしない物語 [本(児童書)]
ミヒャエル・エンデさんの『はてしない物語』
バスチアンは本屋で一冊の本と出会う。
夢中で読み始めた物語。
読み進めていくうちに自分のことを呼んでいることに気付いた少年は、その呼びかけに
こたえて物語の中へ。
物語の中で自分を見失っていくバスチアン。そんなバスチアンを心配しながら冒険を共に
するアトレーユ。
様々な経験を通して真の自分、真の望みをみつけていく少年の物語。
情景のすばらしさにうっとり。
特に「夜の森ペレリン」が私はお気に入り。
美しいものも醜いものも描写のすばらしさで、バスチアンだけでなく読み手も物語の中へ
引き込まれていく。
アトレーユやバスチアンが様々な冒険をしながら進んで行くように、読むのも一歩一歩
進んでいく感じだけど、一気に読まずにはいられないような…。
私は今、大人になってから読んだけど、子供のうちに一度読んでみたかった気がする。
そして大人になってまた読む。
なんとなく映画の少しうすっぺらなイメージがあって読まなかったのだけど、原作の本
の方は濃くズッシリとしている。
高学年ぐらいの子の読み物かなぁ。小さい子には難しい言葉も出てくるし、量もあるので。
本の中に入って冒険する。
そんなことになったらオモシロそうだなぁ…。ちょっと怖いけど!
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