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花火師リーラと火の魔王 [本(児童書)]

花火師リーラと火の魔王 (ポプラ・ウイング・ブックス)

フィリップ・プルマンさんの『花火師リーラと火の魔王』

最近テレビで映画『ライラの冒険』のCMをよく見るので、ライラの冒険を
読み直そうかな?と思ったんだけど、時間がないのでコチラを読んでみる。
(だって、結構長いからさ…それにはまったら仕事できない…)

リーラは花火師になるための「さいごのひみつ」を教えてもらえない。
友達のチャラクに聞き出してもらったリーラは、魔王ラズバニの住む山へと
旅立った。
でもリーラは火の魔王に会うために必要な、あることを知らなかったのだ。
それを知ったチュラクとゾウのハムレットがリーラを追いかける。
ラズバニに持っているかと聞かれた「三つの贈り物」とは?
そしてリーラがつかんだものとは?

父親の思い、子の思い、友人達の助け。
成長して大人になるには?というテーマが重くなく書かれている。
(ライラの冒険もそんなようなテーマだよね、話は全然違うけど…)
スピード感のあるお話で、一気に読めてしまう。
夢中でがんばりながら、互いに思い合う気持ちが通じた時、1歩大人に
なっているのかも。

メラピ山でラズバニと対峙する場面や、花火大会の場面はワクワクする。
特に花火はとっても楽しそうな花火。
チュラクとハムレットの活躍も楽しい。

厚い本ではないし難しい話ではないけれど、漢字にふりがなが多いし言葉が
小さい子には難しいかも。
淡々としている感じはあるけれど、楽しい場面も多いので多少補足しながら
読んであげると、いいかもしれない。


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