龍使いのキアス [本(児童書)]
浜 たかやさんの『龍使いのキアス』
捨て子のキアスは、見習いの巫女。
三百年前に行方不明となった大巫女マシアンを探す旅にでる。
やがてそれは、初代皇帝アグトシャルがかけた呪いを解く戦いへと繋がっていく。
キアスの出生やモールの巫女が力を弱めた原因、オゴスの謎など物語は思いもしなかった
展開をみせて飽きさせない。
代々、夢をみることのない皇帝の呪いを解くカギは早くにわかっていても、それがどう
物語の中で関わっていくのか、夢の中に隠されたものにもなかなか気づかない。
前半、キアスが巫女とはなれずに神殿を追われるあたりまでは、なかなかキアスにも物語
にも入り込みにくかった。
世界が大きいと、初めは全体がみえないせいかもしれない。
なのでトロトロ読んでいたが、読み進めていくうちに魅き込まれていき、分厚い本を一気
に読んでしまった。
とても壮大なファンタジー。
一昨日から熱が出て作業する気にはなれなかったので、この読みたいけど読めずにいた本
を読んでみた。(なるべくなら本は一気に読んでしまうのが好きなのだが、この本は厚い
ので集中できる時に読もうと思って…)
熱が出るのもそう悪くない。
そういえば、熱が39℃をちょっと超えた時、変なものを見た。
『カタカナ』が空中を大きくなったり、小さくなったりしながらいっぱい浮いていた。
なんで『カタカナ』だったんだろう?
ま、そんなことはどうでも良く…
『龍使いのキアス』海外のファンタジー本好きな人にも読んでほしいと思う本。
長編を読むのに慣れたファンタジー好きな子(高学年以上かな?)にも。
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