ほんとうの空の色 [本(児童書)]
バラージュ・ベーラさんの『ほんとうの空の色』
ハンガリーの作家、詩人、映画評論家、脚本家。
貧しくて絵の具も買えない少年フェルコー。
フェルコーはある日、昼の1分間しか咲かないという不思議な野の花から青い絵の具を作る。
その絵の具で色をぬってみるとそれは『ほんとうの空の色』だった。
描いた空にはほんものの太陽や月や星が輝き、そんな絵の具を手に入れたフェルコーは
様々な不思議な出来事にめぐりあう。
なんとなく読む前には静かな話なのかな?と思っていた。
でも考えてみたら『ほんとうの空の色』を手に入れちゃったら、けっこう大変だものね。
晴れの日ばっかりじゃないもの…
フェルコーの絵の具の空も、雨や雷などいろいろな空になる。
絵の具を手に入れてから、フェルコーにいろんな出来事が起こるけれど、ほんとうの空を
うまく使って危機を脱していく。
次々に起こる出来事にハラハラしているうちに一気に読めてしまう。
最後もプツッと終わってしまうような終わり方ではなくて、好きかな。
少年から一歩大人になり、絵の具の空よりきれいな彼だけの空をみつけて終わる。
自分だったら、どこにぬるだろう?
小さい箱とかがいいかな…携帯空。
こそっとながめては楽しむ自分だけの空…う〜んいいかも♪
あーでも、そんな絵の具持ってたら…
ジオラマとか作りだしちゃいそうだよなぁ。
…うん、やめとこう。
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