だれも知らない小さな国 [本(児童書)]
佐藤さとるさんの『だれも知らない小さな国』
コロボックル物語シリーズの1冊目。
ある小山で子供の頃に見た小人の姿が忘れられず、大人になった青年がその小山に
帰ってくる。
その青年と小人達 は友達となり、『やじるしの先っぽのコロボックル小国』ができる。
青年(せいたかさん)とおちび先生を味方にしたコロボックル達は、それ以後少しづつ
人間との関わりを広げていく。
私が児童文学好きになったきっかけは、この本だった。
読み終わった後は、ホントにコロボックルっているんじゃないかって思っちゃった。
せいたかさんがうらやましい。
ひみつの小山に、自分だけの小屋。そこに小人達だなんてもう夢のようだ。
このシリーズで1番好きなのは、2冊目の『豆つぶほどの小さないぬ』。
ほとんどが、コロボックルとそれに関わることになった人間との話が多いのだけど
この2冊目はコロボックルが中心。
もちろん、せいたかさんやおちび先生も出てくるけどね。
死に絶えたと思われていたマメイヌを探し、つかまえてそれを1番最初の新聞記事に
しようと奮闘するコロボックル通信社の仲間達の話。
なんていうか…とってもいきいきしているんだよなぁ。
マメイヌをつかまえるための仕掛けに「おお!?」っと感心したり…
3冊目からはコロボックルの世界も近代化してきて、人力タケコプターみたいな
空飛ぶ機械やコロボックル式ラジオ(トランシーバー)などが出てきます。
せいたかさんの時代はたぶん私の親世代ぐらいだから、今の子供達にしてみれば
おじいちゃんおばあちゃんの若い頃の時代となるのかな。
ラジオを手作りしていたり、時代を感じることもあるけど、物語に古さは感じない。
村上勉さんのイラストも素敵。
ぜひ読んでもらいたい一冊です。
小人の本をもっと読んでみたければ、わたりむつこさんの『ははなはみんみ物語』
メアリー・ノートンさんの『床下の小人たち』などもまた違った小人の世界を読むことが
できていいかもしれません。
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『佐藤さとる コロボックル物語展ーだれも知らない小さな国ー』
2007年8月4日(土)〜9月30日(日)
県立神奈川近代文学館 展示館 第3展示室
http://www.kanabun.or.jp
って展示がこの夏あるらしいですよ〜。どんな展示になるんでしょうね?
私も大好きで、何度も読んだよ~。
でも大人になってからは、読んでいないな。。。
内容も忘れちゃったかも。。。。
また読みたくなりましたよ!
子どもの頃に読んだ感激とまた違うのかな?
このブログのデザイン、本当にmamaruさんに合ってるね♪可愛い♪
by megu (2007-06-19 01:24)
そうだね〜、大人になって読むとまた違うかもね。
いいなぁーってかなりうらやましく思うのが大人?かも(笑)
小人、現れてくれないもんかしら…
ウフフ、meguちゃんに合ってると言われると照れるわ〜
遊びにきてくれてウレシイ♪ありがと。
のんきに続けるですよ。
by Mamaru (2007-06-19 01:42)