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ジェニィ/いつか、ふたりは二匹 [本(児童書)]


ジェニィ (新潮文庫)


ポール・ギャリコさんの『ジェニィ』

少年ピーターはある日、ばあやのそばから飛び出して事故にあってしまう。
目覚めた時、ピーターの姿は猫になっていた。
猫嫌いなばあやに追い出され、強い猫にやられてボロボロなピーターは雌猫のジュニィに助けられ
る。
姿は猫でも考え方は人間なままのピーターにジェニィは根気強く猫として生きるすべを教えていく。
2匹は旅をしながら、お互いに心を通わせあっていくように。

冒険の中では猫ならではの危険や困難もあるし、人間の男女のような出来事も。
人間の歳で8歳だった少年は、はじめは猫になったとまどいもあってとても幼い。
でも冒険が進むうちに自分の力で生きていくこと、愛する誰かのために行動することや決意すること
で成長していく。

ほんとに人間が猫になってしまったら、きっととまどうだろう。
猫の習慣、作法、気持ち…そんなこともわからないで、猫の生活ができるはずもなく…
そんな基本的なことからこまごまとジュニィが教えてくれるので、読んでいるほうも読み進めていく
うちに「もしかして猫としてもなんとかやっていけそう」などとうっかり思ってしまう(笑)

猫好きにはもちろんおすすめだが、冒険、成長物語としてもおすすめ。
展開が早いので、飽きずに読める。
高学年から大人が読むのにいいかなぁ?


ちょっと『ジェニィ』つながりで
いつか、ふたりは二匹 (ミステリーランド)


西澤保彦さんの『いつか、ふたりは二匹』
講談社ミステリーランドの第四回配本

主人公の少年(小学6年生)智己は眠っている間は猫になれる。
意識だけある猫の身体に乗りうつっているらしい。
猫になっている時の犬の友達の名前がピーターなので、小説『ジェニィ』になぞらえて自分が猫の
時の名前をジュニィにした。
同級生に起こった事件、親の再婚でできた姉(大学生)が家庭教師をしてたことも気になって
智己は事件に首をつっこんでいく。
6年生智己はちょっとジジむさい落ち着いた子だが、猫になれるという気安さからか、結構残酷な
事件なのに深入りしてしまう。
智己よりももっとジジむさいピーターは、事件に関わろうとするジュニィを心配する。

ミステリーなだけあって、大きな文字、漢字には振り仮名な本だけど、起こる事件は怖い。
本の厚さのわりに大きな文字なので量はなくて、一気に読めてしまう。
でも一気に読めるのは、話の中にはたくさんの伏線が張られていてドキドキする展開だからかな。
ファンタジーではあるけれど、事件が実際にありうる事件なので『ジェニィ』よりも身近な感じ
かもしれない。読みやすいし。

箱入りでかわいい装丁なのはいいんだけど、このシリーズ、ハードカバーだけなのってどうなんだ?
文庫本にもするべきなんじゃないかなぁ。
児童書って基本的になかなか文庫にしないのが腹立つんだよねー。
子供でも誰でも、気軽に買えるようにするべきだと思うんだけどなぁ…(←ちょっとボヤいてみた)


…寝ている間だけ猫になれるってのは都合良さそうでいいよねぇ〜。
そういう楽な感じで猫やれるなら、いいねぇ〜。
『ジェニィ』のピーターのようにいきなり猫で生きて行くのは、やっぱり大変そうだ。
…ってなんとなく、ウチの亀を見る。
亀になるのもいいいいかも?なんかウチの亀は楽に生きてそうだし…
「ちょっと交換しませんかね?」とも思ったが、私が奴になってる間、奴が私になってるのも
それはそれで…そのほうがかなり問題大きそうだよ…
まぁ…しょうがない。このままでいっか〜。

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ほんとうの空の色 [本(児童書)]


ほんとうの空色 (岩波少年文庫)
 

バラージュ・ベーラさんの『ほんとうの空の色』

ハンガリーの作家、詩人、映画評論家、脚本家。

貧しくて絵の具も買えない少年フェルコー。
フェルコーはある日、昼の1分間しか咲かないという不思議な野の花から青い絵の具を作る。
その絵の具で色をぬってみるとそれは『ほんとうの空の色』だった。
描いた空にはほんものの太陽や月や星が輝き、そんな絵の具を手に入れたフェルコーは
様々な不思議な出来事にめぐりあう。

なんとなく読む前には静かな話なのかな?と思っていた。
でも考えてみたら『ほんとうの空の色』を手に入れちゃったら、けっこう大変だものね。
晴れの日ばっかりじゃないもの…
フェルコーの絵の具の空も、雨や雷などいろいろな空になる。
絵の具を手に入れてから、フェルコーにいろんな出来事が起こるけれど、ほんとうの空を
うまく使って危機を脱していく。


次々に起こる出来事にハラハラしているうちに一気に読めてしまう。
最後もプツッと終わってしまうような終わり方ではなくて、好きかな。
少年から一歩大人になり、絵の具の空よりきれいな彼だけの空をみつけて終わる。

自分だったら、どこにぬるだろう?
小さい箱とかがいいかな…携帯空。
こそっとながめては楽しむ自分だけの空…う〜んいいかも♪
あーでも、そんな絵の具持ってたら…
ジオラマとか作りだしちゃいそうだよなぁ。
…うん、やめとこう。


タグ:児童書
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龍使いのキアス [本(児童書)]


龍使いのキアス


浜 たかやさんの『龍使いのキアス』

捨て子のキアスは、見習いの巫女。
三百年前に行方不明となった大巫女マシアンを探す旅にでる。
やがてそれは、初代皇帝アグトシャルがかけた呪いを解く戦いへと繋がっていく。

キアスの出生やモールの巫女が力を弱めた原因、オゴスの謎など物語は思いもしなかった
展開をみせて飽きさせない。
代々、夢をみることのない皇帝の呪いを解くカギは早くにわかっていても、それがどう
物語の中で関わっていくのか、夢の中に隠されたものにもなかなか気づかない。

前半、キアスが巫女とはなれずに神殿を追われるあたりまでは、なかなかキアスにも物語
にも入り込みにくかった。
世界が大きいと、初めは全体がみえないせいかもしれない。
なのでトロトロ読んでいたが、読み進めていくうちに魅き込まれていき、分厚い本を一気
に読んでしまった。
とても壮大なファンタジー。


一昨日から熱が出て作業する気にはなれなかったので、この読みたいけど読めずにいた本
を読んでみた。(なるべくなら本は一気に読んでしまうのが好きなのだが、この本は厚い
ので集中できる時に読もうと思って…)
熱が出るのもそう悪くない。
そういえば、熱が39℃をちょっと超えた時、変なものを見た。
『カタカナ』が空中を大きくなったり、小さくなったりしながらいっぱい浮いていた。
なんで『カタカナ』だったんだろう?

ま、そんなことはどうでも良く…
『龍使いのキアス』海外のファンタジー本好きな人にも読んでほしいと思う本。
長編を読むのに慣れたファンタジー好きな子(高学年以上かな?)にも。


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算法少女 [本(児童書)]


算法少女 (ちくま学芸文庫)


遠藤寛子さんの『算法少女』

江戸時代、実際に出版された算法の本『算法少女』。
その本を書いたとされる父娘。そこから想像し、できた物語。

医者で、算法趣味な父の指導で算法にすぐれた才能を持つ町娘、あき。
生意気な武家の若者の算法の答えの間違えを正したことから、藩主の姫君の指南役の話が
持ち上がる。

藩主の前で武家の娘と対決させられたり、流派の違いなどから妨害してくる算法家など
が出てくるところの面白さもあるけど「学びたい」と集まってくる子供達がすごくいい。
あきは九九も知らないという子供達にショックを受け、寺子屋もどきを始めるようになる。

和算の知識がなくても読める。知ってる人には問題が少ないように思うかも。
知らない私でも、もうちょっと問題載っていてもいいかもと思ったし…
それだけ、和算をちょっと知りたくなった。
あとがきで延々復刻されないことを書くぐらいなら、和算の補足でもつけておいてほしか
ったような気もする。

学ぶことは楽しく、そして生活に必要なこと。
そのことを感じさせられる本だと思う。
江戸時代に算法にと聞くと難しく感じるかもしれないが、行間は広く、読みやすい。
物語も算法ももう少しつっこんだ話でも良かったような…
でも、このぐらいでまとまっているから読みやすいのかも。
算数、数学の好き嫌いはあると思うけど、興味がもてるようになるかもしれない。

ちょっと不満なのは、文庫でこの行間に量で児童文学でこの値段は、少し高くないかい?
ちくま学芸文庫だから?

江戸時代に算法が得意で本まで出した少女。いたことを想像しただけでも楽しい。

タグ:算数 数学 和算
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光車よ、まわれ! [本(児童書)]


光車よ、まわれ! (fukkan.com)


天沢退二郎さんの『光車よ、まわれ!』

ある雨の日、一郎は開いた教室のドアに不気味な化け物を見る。
そこから一郎と仲間達の戦いが始まる。

水面の表の世界と、さかさまにある裏の世界。
裏の世界は水を使って、表世界を脅かす。
一郎達は犠牲者を出しながら、光車を必死に探す。

光車とは?さかさまな世界とは?そこに入ってしまった一郎やルミは抜け出せるのか?
無事、3つの光車を見つけ出すことはできるのか?
次々に起こる出来事にドキドキして、休むことなく読んでしまった。
ちょっと恐ろしいが、面白かった。
敵の不気味さに対して、光車は神々しくて美しい。
…怖さや気味の悪さは挿絵の力も大きいかも。でも合ってる、この話に。
35年前のものが数年前に再刊されたらしい。

私が読んだのは、ちくま文庫から出ていた文庫本。
つい先日送られてきた荷物の中に「お礼に」と、この本が入っていた。
この本をもらうほんの数日前…はじめて天沢退二郎さんの児童書に興味が湧いて「どんな話
書く人だろう?」と思ったばかりだった。
そしたら、送られてきたのである。
…ビックリした。読みたいと思ってたら、本からやってきた。
…不思議。
Oさん、ありがとう。思わずエスパーかと疑いましたよ?マジで。
たぶん一ヶ月前だったらもらっても、まだ読み出せていなかっただろう。

話は戻って、この本。
どうせなら、雨の日や梅雨の時期に読んでみては?
水たまりを見ながら、さかさまの世界を想像するのもいいかもしれない。
でも想像しすぎると…水たまりに引きずり込まれそうで、飛び越えられなくなるかも…


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トムは真夜中の庭で [本(児童書)]


トムは真夜中の庭で


フィリパ・ピアスさんの『トムは真夜中の庭で』

夏の間、おじさんのアパートで暮らすことになったトム。
友達もいないし庭もない生活が退屈でしかたない。
真夜中、眠れないトムが大時計が時を打つのを数えていると、打つはずのない13時。
時計に誘われるように裏口の扉を開けると、ないはずの庭園があった。

トムは真夜中そっとベットを抜け出し、その庭園へと行くようになる。
そこでハティという女の子と出会う。
庭園はいつも同じではなく、時間も季節も違う。
そして小さな女の子だったハティは、徐々に成長しトムを追い越してしまう。
大人の女性へと近づくにつれ、ハティの目にはトムが薄らいでいく…

イギリスの庭園の描写がすばらしく、引き込まれていく。
時間という抽象的なテーマを扱う話はよくあるけれど、この話は幻想的で美しい。
時間も年齢もすべてを超えたラストは、その前の切ない叫びを包み込むあたたかさと
深い愛情に満ちている。

なんとなく表紙の絵が怖くて、子供の時には読もうとしなかった。
(全然怖い話じゃなかったのに…笑)
児童書なので、もちろん子供達にも読んでほしいとは思うが、大人が読んでもいい。
忘れていた子供時代を懐かしく思い出すような年代の人にぜひ。

裏口を開けたら見たこともない庭園が…なんてことがあったらすばらしいだろうなぁ。

タグ: イギリス
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自転車少年記 [本(児童書)]


自転車少年記


竹内 真さんの『自転車少年記』

初めて補助輪なしで自転車に乗れた昇平は、そのまま急な坂道へハンドルを向けてしまう。
猛スピードで止まれなくなった昇平は、自転車ごと草太の家の生垣へ突っ込んだ。
そうして始まる昇平と草太の4歳から29歳の物語。
25年を一冊にと聞くと忙しそうな話に思えるが、物語はまさに自転車のような爽快感で
進んで行く。長編だけど、読みやすい。

人生の節目にいつも自転車がある2人。
高校からは伸男も加わり、挑戦、挫折、友情、恋、仕事、出会いや別れを経験していく。
無鉄砲で人懐っこい昇平。一途でまっすぐな草太。職人気質で純情な伸男。
三者三様の人生を選択しながらも、自転車による繋がりは途切れるとこはない。
そして自転車と共に、人生の山も谷も乗り越えていく。


自転車少年記―あの風の中へ (新潮文庫)


こちらは文庫だが単行本を文庫にしたものではなく、単行本の番外編と続編。
単行本ではあまり詳しく語られなかった出来事が書かれていたり、その後を知ることができる。
爽快さはそのままで、昇平目線でしぼられているせいか読みやすい。
単行本とセットで読んでほしい。

いろんな壁にぶつかってもマイナス思考に陥るのではなく、自転車を漕ぐことで前に進む。
草太のように一日で300kmは無理でも、この本を読んでただあてもなく行ける所まで行って
みたいと思う人は多いだろう。

初めて自転車の補助輪なしで走れた瞬間を私も覚えている。
ゆるやかな坂道で父と練習していた時だった。
急に視界が開けた気がしたが、一瞬真っ白になってしまってどうやって止まったのかは
覚えていない。

自転車競技をしてた人も、してなかった人にも風を感じることのできる本。
児童書としてもいいとは思うけど、30〜40代の人にもおすすめ。
(主人公達がそんな年代だから)
携帯などない時代のやりとりなど懐かしい。

タグ: 自転車 少年
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花火師リーラと火の魔王 [本(児童書)]

花火師リーラと火の魔王 (ポプラ・ウイング・ブックス)

フィリップ・プルマンさんの『花火師リーラと火の魔王』

最近テレビで映画『ライラの冒険』のCMをよく見るので、ライラの冒険を
読み直そうかな?と思ったんだけど、時間がないのでコチラを読んでみる。
(だって、結構長いからさ…それにはまったら仕事できない…)

リーラは花火師になるための「さいごのひみつ」を教えてもらえない。
友達のチャラクに聞き出してもらったリーラは、魔王ラズバニの住む山へと
旅立った。
でもリーラは火の魔王に会うために必要な、あることを知らなかったのだ。
それを知ったチュラクとゾウのハムレットがリーラを追いかける。
ラズバニに持っているかと聞かれた「三つの贈り物」とは?
そしてリーラがつかんだものとは?

父親の思い、子の思い、友人達の助け。
成長して大人になるには?というテーマが重くなく書かれている。
(ライラの冒険もそんなようなテーマだよね、話は全然違うけど…)
スピード感のあるお話で、一気に読めてしまう。
夢中でがんばりながら、互いに思い合う気持ちが通じた時、1歩大人に
なっているのかも。

メラピ山でラズバニと対峙する場面や、花火大会の場面はワクワクする。
特に花火はとっても楽しそうな花火。
チュラクとハムレットの活躍も楽しい。

厚い本ではないし難しい話ではないけれど、漢字にふりがなが多いし言葉が
小さい子には難しいかも。
淡々としている感じはあるけれど、楽しい場面も多いので多少補足しながら
読んであげると、いいかもしれない。


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光草 ーストラリスコー [本(児童書)]

光草(ストラリスコ) (Y.A.Books)

ロベルト・ピウミーニさんの『光草 ーストラリスコー』

イタリアの児童文学者だという作者のことは全く知らなかったが
ーストラリスコー その不思議な言葉の響きに魅かれて買ってしまった。

光を浴びることができないという少年。
そんな息子のために部屋の壁に絵を描いてほしいと頼まれた画家。
画家は少年と本を読んだり、話し合いながら壁に何を描くのか決めることに。
少年と画家はやがて3つの部屋の壁全体に彼らの世界を描いていく。

浮かんだ船が近づく海や草が育っていく草原。
壁に生まれた世界は変化していくようになる。
少年も画家に習い、草花を描く。
そして壁は輝かしい世界を作り出す。

季節に春夏秋冬があるように、輝かしい世界だった壁も秋冬へと移り変わる。
それは少年の体の衰えと共に…

少年マドゥレールは天使のように愛らしい。
画家サクマットの描く壁は、どんなにかすばらしいことだろう。
画家であれば一番壁が輝かしい瞬間で止めておきたいだろう。でもサクマットは
変化させていくことを提案する。
マドゥレールが自分の命と壁の世界を重ねていく後半は、とても切ない。
でも冬を迎えた壁もきっと美しいことだろう。

ーストラリスコーやはり不思議な響き。
そんな名の光草の輝く草原の壁、見てみたいな。
私は健康なので実際の世界を旅することが可能なのだけど、それでも変化していく
壁を旅してみたいと思ってしまうのはなぜでしょうね。


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キツネ山の夏休み [本(児童書)]

キツネ山の夏休み (ジョイ・ストリート)

富安陽子さんの『キツネ山の夏休み』

夏休みを稲荷山のおばあちゃんの家で過ごすことになった弥(ひさし)。
山の榎稲荷には百八匹の伝説のキツネたちがまつられていて、数々の伝説話が残る稲荷山
の町。
弥はそこで、人助けをしたり、食べられそうになったり、悪者をこらしめたり…オキ丸や
猫股と不思議で楽しい夏休みを過ごす。

夏休みの光や風、においや音。そして過ぎて行く夏。
誰でも感じたことのある夏。
その年のその夏は一度きりだったんだなぁと懐かしい気持ちにさせてくれる。

もう夏休みも終わり。
きっと夏休みの間にこの本を読んだ子もいるだろうな。
読むなら中学年ぐらいの子からかな。
夏休みが終わる一週間前?ぐらいに読むのにちょうど良さそう(もう過ぎたけど〜)
子供でも少し前の夏を懐かしく感じられるだろう。

花火を見に行った帰りのような、夏祭りに行った帰り道のような…読み終わるとそんな
気分。このところ涼しいので、よけいそう思うのかな。

暑くて苦手な夏だけど、夏の終わりのせつない感じは好き。
でもまた残暑で暑くなってきたら、その夏の余韻はどうでも良くなり「早く秋らしくなれ!」 って叫びたくなちゃうんだけどね。

山の社ってなんかいいよね。
不思議なものがいろいろ出てきそうだもの。
まぁ、私は不思議なことに出会う前に、ハチに出会ってしまったけど。
山道で足下にいたハチを踏んで怒られ刺されてしまって、社の人にキンカンをぬって
もらった。

ああ…夏も終わりかぁ〜


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